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そんな感じで誘われた。 孤高が作るツマミか…美味そう… 「いいぞ、楽しみにしとく」 なんて返事したよな、俺。 「ああ、約束な。でもここが終わった後だと時間が遅くなるし」 「大丈夫だよ。よかったら泊まってくれたらいいし、着替えとか新品あるから心配ないよ」 俺が言い終わらないうちに、被せ気味に言ってきた勢いに押されて 「分かった、行くわ」 と俺は返事をしていた。 歓迎会も終盤になり、俺は思いの外、酔いが回っていたようで、「ちょっとトイレ」と孤高に告げて、席を立った。 「着いていくよ」と言う孤高を断り、廊下に出て、少し歩く奥のトイレと向かう。
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