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ああ、大丈夫そう…
と思ったのも束の間、体がグラリと揺れた。
横に倒れ掛けて、廊下に面した部屋の引き戸に手をつこうと出した。
あれっ!
なんでっ!
今の今まであったはずの、引き戸がない。
俺の体はそのまま横に倒れていく。
衝撃が来ることを覚悟して、目を瞑った。
が、衝撃が来ず、俺の耳に嫌にハッキリと「コンッ」と引き戸が閉まる音が響いた。
どういうことだ…
瞑った目をゆっくりと開く。
そこには、
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