新しい家

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「これで一通り買い終わったかな」 「そうですね」 机やタンス、ベットなど全て買い揃えた 私がお金は出すつもりだったが、仁さんの話術に乗せられて何故か仁さんに払って貰うことになってしまった も、申し訳ない 「ベットだけは今すぐ届けて貰うようにしたから ら」 「ありがとうございます。」 「今日は疲れただろうし帰ろうか」 「はい」 マンションに帰り、業者さんにベットを置いてもらい一息ついた 「わっ、もうこんな時間」 時計の針はもう8時を回っていた 「夕飯は私が作りますね」 「いや、疲れただろうから出前とかでもいいけど」 「いいえ、今日はお世話になったし、これからもお世話になるのでこれくらいは私が」 私には家事くらいしか出来ないから せめて自分が出来ることくらいは私がしなきゃ 「キッチン借りますね、あと、冷蔵庫の食材も。ご飯何がいいですか?」 「なんでもいいよ。簡単なもので」 「じゃあ、オムライスでいいですか」 「あぁ、ありがとう。俺まだやることが少しだけ残ってるから、出来たら読んでくれる?」 「はい、わかりました」 さてと、これでOKかな あっ、仁さん読んでこなきゃ ーコンコンー 「あっ、あの、ご飯出来ました」 あっ、スーツ脱いでる スーツ脱いでもかっこいい こんなのどんな子でも一目惚れしちゃいそう 「ん?あぁ、ありがとう。今行く」 「すげー、美味しそう」 「味はあまり保証出来ませんが」 口に合うといいけど 「はは、いただきます」 「ど、どうですか」 「すごい、うまい」 良かった 「いただきます」 うん、まあまなのできかな 「こんな美味しい物食べれるんだったら、そりゃ自慢もしたくなるよな」 うぅ、恥ずかしい 「そんなことないですよ。お兄ちゃんの料理もすごく美味しいですし」 「あぁ、確かに。龍也の作るご飯超美味しかった」 懐かしいな お兄ちゃんとも最近は一緒に食べることなかったから 「人と食べるご飯もいいね」 「そうですね」 本当にそうだと思う 誰もいないって本当に寂しいから
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