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大きく開かれた依舞稀の入り口に、遥翔はくるくると円を描くように自身を擦り付けた。
入り口と小さな蕾にソレがこすれるたびに、依舞稀の腰は弓のように妖艶にしなっていく。
「やば……。入っちゃいそうだな」
両手で依舞稀の尻を揉みしだきながら、遥翔は絶妙な腰の動きで依舞稀の一番敏感なところをコリコリと刺激する。
「やばく……ないっ……」
もう更なる刺激を待つのも辛くなってきた依舞稀は、自分から腰を浮かせて遥翔を誘い入れようとしていた。
「もう、欲しい?」
遥翔が吐息交じりに依舞稀の耳元でそう囁かれると、依舞稀は啄むように遥翔に唇を寄せた。
そして一言、「ほし……いっ」と恥ずかしさで目を瞑りながらそう答える。
そんな愛しい姿を目の前にして焦らせるほど、遥翔は我慢強くない。
「もう、言葉にできないほどに依舞稀を愛してる。一生俺から溺愛されててくれよ」
遥翔はそういうと、思い切り依舞稀のなかに自身を突き立て揺さぶった。
何度も何度も啼き絶頂を迎えた依舞稀を、それでも遥翔は離そうとしなかった。
濡れたままお風呂から上がり、それでも収まることのない昂りを、再び依舞稀に沈める。
「これ以上愛されたら……死んじゃうっ」
その言葉通り、依舞稀は愛され溺らされて意識を失った……。
そんな依舞稀を本当に愛おしそうに抱きしめて、遥翔は依舞稀と二人で毛布にくるまった。
依舞稀も心地よい遥翔の腕に抱かれ、安心して眠りにつく。
出会いこそ作られたものだったけれど、少しづつ自分たちの気持ちが大きくなって、結婚を機にそれは愛へと大きな変化を遂げた。
そんな二人の愛の形は永遠に変わることはない。
この先遥翔は『愛妻家の象徴』として名を馳せることとなり、依舞稀は『最も旦那様に愛されている妻』になる。
この日二人で見た同じ夢は、間違いなく現実となる素敵な夢だった……。
ーーーendーーー
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