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「さっき、レミア君の話をしていなかったかい?」
「え? ああ……はい。いつも一人で弁当を食べてるので、なんでかなっと思って」
「気になるなら一緒に食べればいい」
「いえ! レミアさんとは一定の距離を置いて遠くから眺めるのが私のベストポジションなので……このままでいいんです」
「彼女、いつも一人でいるからボクも心配だよ……彼女の担任を受け持ってるボクとしても、彼女に親しい友達ができてほしいと思うんだが、どうやら彼女から友達付き合いを断ってるそうだ」
「やっぱりそうなんだ……」
すると、隣でずっと黙っていたコズミはホロミ先生に聞こえないように声を小さくしてナオに提案した。
〈そんなにレミアさんが気になるならさ……放課後、彼女を尾行しようよ!〉
「え……?」
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