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「ん.......」
あれ、空が見える...
俺、なんでここに...
「っ!叶翔!涼加!遼矢!長善!」
いない...??
「奈南!祐菜!嵐太!世來!柊!」
誰もいない...
「...ん、あれは?」
俺の剣だ...
マーラスの攻撃でボロボロにやられた。今周りに仲間は1人もいなくて、ここがどこかもわからない。俺はどうすれば...
?「ミィ!」
「この鳴き声!」
?「ミィ!ミィ!」
「みいな!無事だったか!おいで!」
みいな「ミィ〜♪」
「よしよし」
みいな「ミィー!ミィー!」
ピョンッ
「あ、みいな!どこに...」
みいな「ミィ!ミィ!」
着いて来いってことなのかな...?
みいながどこかに行こうとしていたから、俺はついて行くことにした
みいな「ミィ〜♪」
「ここは...街?」
?「うっわ、すっごい傷っすね...大丈夫っすか?」
「っ?!誰...?」
?「なんすかその冷たい反応w俺っちは環座衣織(カンザイオリ)っす!小さいからって女子みたいだと思わないでくださいっす!」
「あ、はぁ」
衣織「君はなんて言うんすか?」
「俺は矢及尚斗」
衣織「尚斗か!よろしくっす!」
「よ、よろしく」
衣織「その動物ってなんすか...?見たことないっすけど」
「こいつはスコテ・モールって種r...」
衣織「あぁ!そんな話してる場合じゃないっす!着いてきてください!」
「はぁw」
─衣織の家─
衣織「よし、これでとりあえずは大丈夫っすね」
「ありがとう」
衣織「どういたしまして!」
「あの、ここってどこなの?」
衣織「んえ?!まさかの記憶喪失っすか?!」
「いや、記憶はあるけど...」
衣織「まあ訳ありっぽいっすね、いいっすよ、ここは大工の街、ファードっす!」
「ファード...?」
衣織「聞いた事ないすか?」
「うん」
衣織「えぇー!割と有名な街なんすよ?!」
「ごめん、俺この世界のことよく知らないんだ」
衣織「なるほど...そういう事っすね」
「え?」
衣織「いや、3日前の事件といい、尚斗が持ってる剣といい、察しがつくっす」
「事件...?」
衣織「3日前、突然世界中でたくさんの人が倒れたんすよ、んでお偉いさん達が調べたところによると、鬼弦の扉辺りの空が真っ黒に染まってて、マーラスが復活するんじゃないかって言ってるんっすよ」
「3日前...」
衣織「どうかしたっすか?」
俺はこいつに今まであったことを全て話した
衣織「そんなことがあったんっすか」
「うん、俺たちはボロボロにやられて、俺はついさっき目が覚めたけど、周りに仲間は1人もいなかった」
衣織「だから傷だらけだったんっすね」
「この動物、みいなって言うんだけど、仲間の大切な家族なんだ」
衣織「ってことは近くにいるかもしれないっすね!」
「そう、でも俺場所がわからないからどうしたらいいか...」
衣織「じゃあ、俺っちが一緒に行くっす!」
「え...?」
衣織「だから、俺っちが案内役になるっす!」
「いいの...?」
衣織「いいっすよ!っていうか俺っち、この街から出たいんす」
「へ?なんで??」
衣織「誰にも言わないで下さいっすね?」
「わかった」
衣織「ここ大工の街ってさっき言ったっすね、俺っち新入りとして頑張ってるんっす」
「うん。」
衣織「ただ、俺っちは別に大工やりたい訳じゃないっす、あと親方が最悪な人なんす。誰にでもダメだしばっか、一切褒めない、の割に自分じゃ何もやらないんす」
「そっか...」
衣織「まあ、それでも頑張ろうとはしてるんっすけど、出来るなら辞めたいっす」
「なら、一緒に行こう!」
衣織「助かるっす」
「俺も1人じゃ心細いから」
みいな「ミィ〜♪」
衣織「それは良かったっす、親方に話つけてくるっすね、ここ俺っちの部屋なんで、ゆっくりしててください!」
ガチャ
「あ、行っちゃった」
大工の街かぁ...弓道場作ったの思い出すな、みんな大丈夫かな
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