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ナル!ジステンパーウィルスの血液検査!陰性だったーーー!!!
やっぱりワクチン接種後まもなくの簡易検査だったから、陽性が出ちゃったんじゃないかって。
よかったーーーーーーー!!!
期待はしちゃってた。
でもその度打ち消してた。そんなわけないって思っちゃってた。
ナルが口をくちゃくちゃするたび、てんかんの前兆がきたんだって思ったし、しっぽを追いかけ出したらそれも前兆だって思ったし、足がピクピクしたら痙攣が始まるんだって思ったし(全部ネットでの後遺症の情報)
本当に毎日毎日神経の擦り切れる思いで。
セカンドオピニオンの病院から電話がきたときは怖くて怖くてなかなか出れなくて。
でも出なくちゃと思って出て。
「検査の結果なんですが」
って看護師さんの声聞きながら、”大丈夫。大丈夫。覚悟はできてる。”ってずっと心の中でとなえてて。
「陰性でしたので」
って言葉聞いた途端、心臓がはちきれるんじゃないかってくらいドッッッックン!ってなった。
その時たっちゃんもなーちゃんもそばにいて。もちろんナルも。
スピーカーで聞いていて。
二人とも緊張の顔から一気にぱあっって明るい顔になって。
私は看護師さんにお礼言って、看護師さんも「よかったですね!」って言ってくれて、電話切って、二人に「よかったーーーー。陰性だったーーー…」って言って。
そしたら、もうなんか何かが決壊したかってくらいぼろっぼろ涙出てきて止まらなくて。そしたらもうほんと子供みたいにいつまでもわんわんわんわん泣いちゃってた。
なーちゃん見てるし、ナルも見てるし、泣き止まなきゃ、落ち着かなきゃって思ってるのにどうにもならなくて。
なーちゃん、笑ってた。ははは。
たっちゃんはティッシュ持ってきてくれて、よかったね。よかったね。ってぎゅうぎゅうしてくれて。
たっちゃんとなーちゃんに抱きしめられて、ナルもそばに連れてきてくれて、私も三人まとめて抱きしめながらバカみたいにわーんわん泣いた。
最初に病院行って、「この月齢で陽性でこの状態だったら、今日か明日にもって覚悟はしておかないとだめかもしれない。頑張っても一週間か。」って先生に言われて。
家に帰ってからはしらみつぶしにジステンパーを調べることばかりして。
何百ページってくらいのウェブページ見て。
運良く助かっても、数週間から数ヶ月の間に後遺症が出て、それは治らなくて、ひどくなって痙攣が止まらなくなったら、飼い主は安楽死の選択を迫られる場合があるって。
また眠れなくなって、ごはんも食べれなくなって。
ああ。きっとこのまま自分の病気も戻ってくるんだって思った。
陰性ってわかってわんわん泣いたあと、初めて自分がギリギリだったんだなって思った。
ペットなんだけど。
人間の欲求で迎え入れたペットなんだけど。
でも出会った時点でもう家族なんだナルは。
我が家の家族が、わずか3ヶ月にも満たない命を奪われるかもしれないなんて、簡単に受け入れられるものじゃない。
だからたっちゃんとなーちゃんはずっと逃避をしてた。
私も二人の前では前向きなことたくさん言って笑ってた。
本当によかった。
本当に本当によかった!!
きっと、この先も、これくらいの危機はいくらでもあるんだと思う。
きっと、ていうか絶対に人間よりももろい。
これからもいろんな覚悟は必要だし細心の注意も必要。
こわいことはたくさんたくさんある。
でも今回は本当によかった。
とりあえず今回は乗り切れた。
結局ただの風邪?だったのかな。
環境の変化とか、ストレスとか。
ナルはずっと元気。
我が家にも本当の笑顔が戻ってきて。
なーちゃんも不安な中、よく耐えたと思う。たっちゃんも。
なんだか夢みたいな気持ち。
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