慟哭

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慟哭

 慟哭というのものを、実際にしたことがある  死ねなかったこと、生きていた事に絶望して……未だ、それが何度も反響する  今はまだ書きたいものがあるから生きてはいる。閉ざされた未来と先のない未来とわかって生きている  死の感覚  何もない中、真っ暗な水底に沈む感覚……意識だけがその世界にあり、でも、心地よさもあってあぁ死ぬのかと思えた  それもあったからか慟哭したのかもしれない。生きる事は何かを感じる事、喜びも希望も感じられれば……さらなる悲しみも絶望も感じられる  生きていればなんとかなる?  生きた事に絶望した人間にそれは理解できない世界、わからない、わかるわけがない  ただ言えることがある  一度でも生きる事を放棄して、生きた事に慟哭した者は未来に進んではならない    今更、生きたいなどと思うことなど都合がよすぎる。希望など、私には絶望と変わらんよ
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