第2章 ヤバい「お金がない」

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三姉妹と共同生活を始めてから、早3ヶ月が経ち、まるで飯事(ままごと)みたいだった生活も随分それらしいものになってきた。 しかしながら、依然として送られてきたこの鍵が一体何を開けるための物なのかが分からずにいる。 異空間へ繋がる扉の鍵なのか?はたまた決して開けてはいけないパンドラの箱みたいなモノを開けるための鍵なのか?と、家中探しても一向に見つかる気配がない。 この家・・・(たちばな)教授が住んでいたこの家は特別辺境の地なんかに存在している訳でもなく、極々普通の住宅街に位置する。しかし周りの家と比べてみると、ある程度ではあるがそれなりの高台に建てられていて、よく見るとなんだか違和感がある。
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