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その後 8
その青年が なぜ「赤間まや」を
呼び止めたかというと 私の名前を
「クレヨン」という名前にして欲しいと
「赤間まや」に お願いをするため
でした。
その話し合いが終わって 私は晴れて
「赤間まや」にも 「クレヨン」と
呼ばれることになりました。
そして「赤間まや」が
「良かった。 この子猫を大切に
思ってくれる人に拾ってもらって。
わたし感動しちゃった。
ありがとう。
これからこの子猫を クレヨンという
名前にするね。
良い名前だね ありがとう。
それじゃ わたしこのクレヨンを
家に連れて帰るね。
それじゃあ ありがとうございました。
サヨナラー」
そう「赤間まや」が言って 私を
さっそうと 彼女の家まで連れて
帰られることに なりました。
その帰り道 その青年の今にも
泣き出しそうな 悲しみに満ちた 顔を
今でもこうして 夢に見るのでした。
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