コッペパン

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 次の日、店主はコッペパンだけを焼いて売った。 すると、コッペパンは売れた。しかし、朝の主婦から「食パンは無いの」と聞かれた。 店主は「はい、今日はありません。」と答えると主婦はがっかりして帰った。 昼はコッペパンを買いに来る人でごった返した。 夕は、コッペパンが飛ぶように売れたが学生さんから「惣菜パンと菓子パンは無いの」と聞かれた。 店主は「今日はありません」と答えた。 夜はコッペパンと残りの食パン、惣菜パン、菓子パンが飛ぶように売れた。 店主はお客さんが来たと喜んだが、気になった事がある。 それは、一部のお客さんのニーズだった。 そして、次の日は、時間帯で売るパンを変えた。 朝は、食パンとコッペパン 昼は、コッペパン 夕は、コッペパンと菓子パン、惣菜パン 夜は、コッペパンとコッペパン以外の残りパン そうすると、店主はまた人が増えたと喜んだ。 それからの日々は、時間帯に寄って売るパンの種類を変えた。 そして、お客さんは実は予想以上に来ていて、廃棄するパンが減っていった。 そして、いつの間にかあの常連のおじいさんは来なくなった。 他の常連さんから聞くと、そのおじいさんは病気で大好きなコッペパンが食べれなくなったらしい。 店主は、フルーツ牛乳二本持っておじいさんの家に訪ねた。 おじいさんは、布団の上で、「コッペパンと呟いていた。」 店主は、フルーツ牛乳をおじいさんの枕元において、走ってコッペパンを取りにいった。 そして、おじいさんに渡したが、食べれなかった。 店主は、家の人に、「深めの皿とスプーンをください。」と言う。 家の人は持ってきた。 何も躊躇せずにコッペパンをちぎり、皿に入れてフルーツ牛乳で浸しておじいさんの口元に、おじいさんはそのコッペパンを食べて。 「これは美味しい、新しい商品。安心した」と言い目を閉じた。 翌朝、おじいさんは布団からは、起き上がりコッペパンとフルーツ牛乳を元気よく食べ、また、買いにきた。 そして、店主は、新しい商品フルーツコッペパンを売り出した。 それからはコッペパンで有名になり街の名物になりました。 それからの日々はコッペパンの美味しい専門店に成長していきました。
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