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自分の唾の呑み込んだ音と共に、涼太郎との距離が近くなり俺はあろうことか目線が下に行く
身長も図体もでかいんだから、アッチだってでかい筈だ。イケナイ妄想と分かっていながらも目線を変えて見た時にはもう俺の手からローターは無くなっていて、涼太郎の手へと帰っていた
「……りょ、りょた本当に……いいの?」
「それは俺が聞かれる側か?」
涼太郎のその言葉に一瞬、疑問に思った時だった電源のスイッチを入れた瞬間に俺へと伸びた手に訳も分からず混乱して胸へと押し付けられた
「ちょ、ちょっ!待って、話違わない!?」
「……おかしくないだろ、やってもいいって聞いてお前がいいって言ったからこうして……」
「は?待て待て、涼太郎……俺に『やってもいい』って言ったわけ?涼太郎自身じゃなくて?」
なんの勘違いだと言わんばかりの険しい顔つきに、そりゃこっちの表情……セリフだよと俺も顔をしかめる
まさか俺の身体にしたいと思われていたなんて、誰が想像した?そりゃここに俺みたいなお腐れさんがいれば『そりゃお前にだ』と言われただろう。しかしだ……ここは俺の描くBL世界じゃないぞ
「と、友達に……ましてや幼馴染みである俺にアダルティーなグッズを使用しようと思った動機は……なんでしょうか涼太郎君?」
とにかくも場の雰囲気を切り替えようと、何となく面接官風に話しかけながらも動揺してM字開脚していた脚をパタリと閉じる
「動機?……お前の描く漫画、たまにチラッと見てて人が人にしてるって感じだったから。俺がお前にした方が使い方として合ってるかなって思ったから」
「……お前はスケベ導入へと流れを持っていくのにナチュラルな理由を言うな、納得しちゃうじゃんそんなの」
というか読ませた訳じゃないのに、まさかこんなことを言われるとは思ってなく返す言葉が思いつかない
「じゃあ!わかった!し、してくれるんならさ……こっちにしてよ。俺流石に乳首の開発はしたくないし……」
俺の言う一言一句が頭のおかしい奴みたいになるが、感度が良い受けになりたいわけじゃないし……ならば誰だって感じてしまうここならいいだろうと
そっと晒していた下半身の中心部分へと、指をさして涼太郎を見つめた
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