転校生

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チャイムが鳴ると先生が入って来ると後ろに見慣れない女子が付いている。 「今日からこのクラスに転校してきた成宮メイだ。じゃあ自己紹介してくれ。」 炎城はちょこちょこ歩きで先生の前に立つ。 「今日からこのクラスでお世話になることになりました、成宮メイです。よろしくお願いいたします。」 成宮がペコリと会釈をする。ロングヘアーの白銀の髪がなびく。顔を上げた時に紫色のメガネの位置をくいくいっと直す。 その仕草を見ながらクラスの男子は見いってしまっている。なぜなら彼女が、超絶可愛いからだ。 「成宮はお家の都合で今日はもう帰るから、みんな明日から仲良くやってくれよ~。」 「明日からよろしくお願いいたしますね。」 成宮は教室のドアの前で会釈すると去っていった。 男子たちは成宮の余韻に浸りながら、先生の話は上の空だった。 まぁ可愛いとは思うけど、あんなになるかね。
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