daydream

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私は再び歩き始めた。 当時の事を追想した中、私はさっきよりも少し気持ちが下がっているのを感じていた。 当時の事をあらためて追想する中で私は思った。 確かにあれは実際現実に体験した事であり、普通に起きている中で体験した事だった… 現実にそれを行い、現実の中でそれを実感して、直に触れ合う形で交流したのも本物だと実感している… しかし、それでも… 私はその追想の中で感じた下がるような気持ちの正体に気づいた。 あの今までにない楽しくこの上ない実感を持った体験は、確かに本当にあった事であり、それは普通に起きてる中で体験した事であり、紛れもなく現実にあった事である… しかし、そうした中… そうした事は、『今この時』には『一切何も残されていなかった』のである…
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