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ダメ人間の成長日記 パート7
この日からヒビキの健全な生活が強制的に始まった。
決まった時間の食事、決まった時間の勉強、決まった時間の就寝……。
ヒビキには地獄でしかなかった。自律神経が乱れまくっているヒビキはこの上ない苦痛だった。
昼夜逆転してるから、寝れないし起きれない。トモカはいつもニコニコ笑って食事を作り掃除をしている。
ヒビキが何故ここまで地獄を味合わされてまでルームシェアを断れないかには理由があった。
それはトモカの料理が美味しすぎるのだ。いわゆる胃袋を掴まれたヒビキは真面目な生活とトモカの手料理の天秤がどうしてもギリッギリのラインで手料理が勝ってしまうのだ。
特に味噌汁が美味しくて、朝飲むと、限りなくポカポカした気持ちになるのだ。
そして、気づいていなかったがヒビキもほんの少しずつ身体が普通の人間の体内時計になってきていた。
ほぼ強制的だが矯正されていた。
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