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ダメ人間の成長日記 パート8
しかし、ダメ人間ヒビキは遂に我慢の限界値を迎えようとしていて朝、味噌汁を飲むとこう言った。
「ごめん!限界だわ!!」
トモカはキョトンとして「え? 何が?」と言ったがヒビキは興奮収まらずで「本当にこの生活耐えられない! 私はゲームがしたい! 私はアニメが見たい! 自堕落に生活したいの!」言ったヒビキ本人が性根が腐っているなとは思ったが本心をやっとぶつけられた。
「ヒビキって……そういう子だったの?」
トモカは驚いた顔でそういった。
「うん、そう。私は根っこは自堕落な腐った人間なの!」
「そう……。私のやったことは余計なお節介だった……のね」
「本当にごめん。でももう無理」
「分かったわ。ありがとう、少しの間だけだったけどルームシェアしてくれて」
そうトモカは言うとさっさと身支度を整え「ありがとね」と言って去っていった。
あまりにも早すぎるあっという間の出来事でヒビキは複雑な心境で去ったトモカの後をボーッと見ていた。
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