50人が本棚に入れています
本棚に追加
ズイッ
ハジメ「・・・。」
ハルミ「書類終わったのですか?」
ハジメ「(コクリ)」
ハルミ「ありがとうございます。私の席に置いておいてください。」
ハジメ「(コクリ)」
さっきのは唯一の癒し、伊崎 一(イザキ ハジメ)。
生徒会である私たちもそんなに声を聞いたことない。
実はめっちゃ声がいいのではないかと噂されている。
感情が高まった時はめっちゃ喋るらしい。
結構おっちょこちょいなとこはあるが。
イツキ「清海ー!なんか転入生来るとかの書類見つかったー!」
ハルミ「はぁ!?早く見せなさい!」
イツキ「これこれー。明日だってー」
ハルミ「明日!?しっかり書類はまとめておきなさいとあれほど言ったでしょう!」
イツキ「うぅ…だって結構前に貰ってたから忘れてたんだもん…」
ハルミ「だったら尚更まとめておきなさい!」
イツキ「はーい。お母さん」
ハルミ「貴方みたいなアホを育てた覚えはありません。」
イツキ「…ぴえん🥺」
こんな4月下旬という入学式終わりたての時期に来るなんて…絶対なにかあるじゃん。
なになに…
な、なんだこの格好
ふざけてんのか…絶対いじめの的だって…
もじゃもじゃヘアーに分厚い眼鏡なんて…
こんな眼鏡百均のオモチャコーナーにしかみたことねーよ。
えーっと。は!?
入試平均80点だと!?
ここの入試は全国でもトップレベルの難関だぞ!?
それを平均80!?
普通でも50いくかいかないかだぞ…
頭良すぎんだろ…
しかも理事長の甥っ子だし…
裏口入学か?
ハルミ「明日の転入生は私が迎えに行きますね。」
イツキ「ありがとうお母さん!」
ハルミ「だーかーら!貴方みたいなアホを育てた覚えはありません!」
最初のコメントを投稿しよう!