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 ○月×日  ろくろくびが首をぴんと延ばしたままやってきた。 「先生……」ろくろくびは苦しそうな声で言う。「助けてください……」 「どうしました?」 「実は……」ろくろくびは喉の真ん中あたりを指差した。「昨日食べた魚の骨がひっかかってしまって、自分じゃ取れなくて……」
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