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────…秘密基地
いろは
「聞いた話によると、入学式後に自己紹介を書き、掲示するらしい」
みずき
「よくあるヤツ〜
僕の時は、好きなもの、好きな言葉、好きな本、特技、そして自由欄だったかな。いいじゃん、素直に書いたら?」
いろは
「自由に。本当にいいんだね?」
みずき
「……試しに、自由に書いてみてよ。僕が判定してあげよう!」
いろは
「ふむ……よかろう」
かきかき
るこ
「じゃあその間に私のを見て!書いたから!」
みずき
「おっ、早いね。お兄ちゃん、見たる!
好きなもの!お兄ちゃん!
好きな言葉!既成事実!
好きな本!快楽天!
特技!乳首なぞり!
ってなんじゃいこれ!バカ!大バカ!」///
るこ
「素直ってこういうことね……
てかてか、お兄ちゃんも私の特技には弱いもんね。ほれほれ」
つつつー
みずき
「うひゃぁい!!くしゅぐったいってんだよ!!」///
しずく
「……るこちゃん。そ、そういうのは、その、大人になってから……」///
うつむき
るこ
「しずく君、それはさすがに抵抗なさすぎるのでは……?」
いろは
「書けた。私の素直な自己紹介だ、レビューしたまえ」
みずき
「どれ……
好きなもの!大統一理論!
好きな言葉!コンプライアンス!
好きな本!天文対話!
特技!なにをしても君たちよりかは上手くやってみせるさ……ってムカつく!」
いろは
「鼻につくだろう?仕方ないことさ。人間、上位者を見ると自分の無力さに無益な怒りを覚えるものだからね」
みずき
「とりあえず最初の三つわけわかんないから難しい税30円お納めください!」
いろは
「あのだね。逆に、バカヤロウ税を制定すべきではないかね」
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