-4-「自己紹介をする」

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────…秘密基地 いろは 「聞いた話によると、入学式後に自己紹介を書き、掲示するらしい」 みずき 「よくあるヤツ〜 僕の時は、好きなもの、好きな言葉、好きな本、特技、そして自由欄だったかな。いいじゃん、素直に書いたら?」 いろは 「自由に。本当にいいんだね?」 みずき 「……試しに、自由に書いてみてよ。僕が判定してあげよう!」 いろは 「ふむ……よかろう」 かきかき るこ 「じゃあその間に私のを見て!書いたから!」 みずき 「おっ、早いね。お兄ちゃん、見たる! 好きなもの!お兄ちゃん! 好きな言葉!既成事実! 好きな本!快楽天! 特技!乳首なぞり! ってなんじゃいこれ!バカ!大バカ!」/// るこ 「素直ってこういうことね…… てかてか、お兄ちゃんも私の特技には弱いもんね。ほれほれ」 つつつー みずき 「うひゃぁい!!くしゅぐったいってんだよ!!」/// しずく 「……るこちゃん。そ、そういうのは、その、大人になってから……」/// うつむき るこ 「しずく君、それはさすがに抵抗なさすぎるのでは……?」 いろは 「書けた。私の素直な自己紹介だ、レビューしたまえ」 みずき 「どれ…… 好きなもの!大統一理論! 好きな言葉!コンプライアンス! 好きな本!天文対話! 特技!なにをしても君たちよりかは上手くやってみせるさ……ってムカつく!」 いろは 「鼻につくだろう?仕方ないことさ。人間、上位者を見ると自分の無力さに無益な怒りを覚えるものだからね」 みずき 「とりあえず最初の三つわけわかんないから難しい税30円お納めください!」 いろは 「あのだね。逆に、バカヤロウ税を制定すべきではないかね」
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