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いろは
「じゃあさ、君たちならどう自己紹介するんだ。やってみせてよ」
みずき
「よかろぉ。しずく、行けー!」
しずく
「そんな気がしてた……
えっと、僕の好きなものは、昼寝。好きな言葉は、小春日和。好きな本は……子犬の写真集みたいなの好きかも。特技は、銃撃っ!」
みずき
「出ぇた、乱射魔。『あのお方』より受け継いだ一子相伝のヤツ〜」
しずく
「全然一子相伝じゃないけど……」
いろは
「しずくの銃の腕前は、私でさえ度肝を抜かされるよ。もっと身体を作れば、特殊部隊にだってなれるだろう」
しずく
「いいよ……この特技は遊びのため。本当に人を傷つけることはしないって、『お姉ちゃん』と約束したから
……例外を除いて」
みずき
「怖い怖い
さて、僕ね!好きなもの……というか好きなことはですね、日曜大工!好きな言葉は、始まれば終わるだけ!好きな本ってか、一覧表見るの好き!特技は工作なんだよなぁ!」
いろは
「工作というより解体じゃないか」
みずき
「解体する中で仕組みを知るわけよ。そしていつか役立つ時がくるのだ
例えばこれ。触るとペルチェ素子の作用で蓋が電動で開いて、雨水がお花に降り注ぐ自動じょうろ」
しずく
「よく作ったねぇ……」
いろは
「配線にセンスを感じないが。めちゃくちゃじゃないか。せめてまとめたら?」
みずき
「このごちゃごちゃ感が好きやねん」
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