-6-「スタートにこだわる」

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────… 1年2組担任 「さぁて!入学式お疲れ様でした!じゃあね、改めて自己紹介をしよう!」 元気! いろは (初任者という感じだ 順番が回ってくるまで待っていよう) るこ 『あぁ、私が1番ですっけ?』 いろは (しかし、隣のクラスの声がよく聞こえるな。最初はるこか……) るこ 『私の名前は莇るこです!お兄ちゃんを愛している美少女!ちなみにお兄ちゃんは2年3組1番だからよろしくね。お兄ちゃんを傷つけたら闇討ちするからね、でも讃えてくれたらお菓子あげちゃうかも』 いろは (なんて濃密な自己紹介だ) 担任 「──次は、二方さん!代表挨拶、最高だったね!じゃあ、趣味と自己紹介ね」 いろは 「あぁ、はい。ありがとうございます えぇと、二方いろはです。みんなと充実した1年が過ごせればと思っています。趣味……趣味か、そうだな……わりと多趣味ですよ」 担任 「おぉ、例えば?」 いろは 「例えば。最近は物理エンジンを開発したり……エンターテイメント企業のスーパーアドバイザーもしてみたり……あぁ、やはりポーカーは得意ですね。また世界大会へ参加しようかと思っています」 新入生 「……あれ、うそつき?」 新入生 「いや、これがマジなのよ……」 ざわざわ 担任 「ほ、本当……だったんだね もしかしたら、二方さんには色々助けてもらうかもしれないけど、いいかな?」 いろは 「望むように。ここに属した以上は、最高のクラスを作っていきたいと思っています いつでもご相談ください」 後光 新入生たち (たぶん、この人が2組のボスになるんだろうな) 察し 担任 (このクラス、私がいなくても回りそう) 察し
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