-6-「スタートにこだわる」

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────…その頃、体育館 しずく 「……」 かしゃん……かしゃん……(照明係) 生徒 「……暇だね、これ」 しずく 「ん…… でも、あんまりプレッシャーもなくて好きかな、これ。のんびりできるから……」 生徒 「そだね……」 ……かしゃん しずく 「あ、そうだ。棚田さん、この前貸した本、どうだったかな?」 生徒 「あっ、読んだよ!すごく面白かった……読んでてドキドキハラハラしたけど、最後はなんというか、哲学的な終わり方で……少しもやっとした最後だったのがまたよかったかも」 しずく 「ふふ、そっか。よかったぁ……そう言ってくれると、すごく嬉しいよ」 にこっ 生徒 「……あ、あのぅ。また、オススメの本があったら、教えてほしいなぁ」/// もじもじ しずく 「うん、いいよ。たくさんあるから、教えてあげる けど、色んな人に貸してるんだ、僕。みんなオススメ教えてほしいって言ってくれるんだよ……えへへ、僕って本の紹介の才能あるのかな」/// 生徒 (……て、敵多し) ……かしゃん
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