-7-「未知に臨む」

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────…秘密基地 しずく 「もう夕方だね……」 みずき 「そうだねぇ。でもちょっと待っててね」 しずく 「え、なんで? もう帰ろうよ」 みずき 「だってまだ見つけてないから。あれー、どこ落としたっけ」 しずく 「なにかなくしたの。手伝うよ、なにを落としたの?」 みずき 「指輪なんだけど。黒い指輪 あれがないと……ヤバいから」 しずく 「ふーん……大切なんだ」 みずき 「あれっ、夜になっちゃった!?」 しずく 「あれ、本当だ……は、早く帰ろ。夜は怖いから」 みずき 「あ……あぁぁ……」 がたがた…… しずく 「ど、どうしたの。後ろになにかいるの……?」 くるっ 顔のないバケモノたち 「「マテ……ツカマエロ……クベロ……」」 ズラァ……! しずく 「  ぴっ  」
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