-3-「成績を確認する」

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────…秘密基地 みずき 「年度始めに景気付けの抜き打ちテストだって。性格悪くない?」 しずく 「急にだったよね……困ったものだった」 いろは 「そうか。中学2年生ともなると、そういうのあるのか」 るこ 「大変だねぇ」 みずき 「人ごとじゃないぞ。君たちも入学してすぐテストあるんだからね し、しずく。成績どうだった?」 しずく 「……ひ、低いかも」 みずき 「あ、やっぱり!?だよね、僕も60点だったもん!」/// しずく 「え……ぼ、僕、87点」 みずき 「謀ったな貴様ァァ────!!!!」/// 恥ずか死 いろは 「なんだ、しずくはちゃんと勉強してるのだな。定期テストの順位は?」 しずく 「この前のは、200人中……10番くらいだったかな? みずきは……えっと、中の中かも」 みずき 「僕を引き合いに出してはならない」 傷心 いろは 「はっ、情けないな、みずき。中学ごときの学問なんて大したことないというのに」 みずき 「そりゃあだって、いろはだもん」 しずく 「大学のレベルだってスイスイだからね……」 いろは 「そこが浅ましい。スイスイ理解できたからなんだ、そんなのなんの意味もない それをどう活かすかだよ、君たち。活用できないなら、それは学んだとは言わないのだよ」 みずき 「難しい税をいただきます。10円をお納めください」 いろは 「低能」 みずき 「なんでそんなこと言うの!」/// ぷこー いろは 「はぁ。愚兄をもって大変だな、るこも」 るこ 「違う違う。これだからお兄ちゃんはたまらないんだよなぁ」 みずき 「褒められてる気がしない……!」 いろは 「君たち、我々を敬いたまえよ? るこも優秀だぞ。小学生用のものとはいえ、全国模試で1位を取ったこともある。知識の使い方は褒められたものじゃないが、確かに知識を活かすポテンシャルがある」 るこ 「せやぁ。我が叡智はお兄ちゃんのために」 いろは 「そしてこの私!二方いろはを心底より陶酔したまえ! 齢12にして既にいくつかの博士号を取得、多数の研究所からスカウトを受けている。趣味のポーカーでは世界大会で優勝の経験もある。津田沼の丸善にある本はもう粗方読破済みだ」 みずき 「でも、そうやってイキるあたりは13歳っぽい」 うふふ いろは 「死にたいのかい?」
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