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────…秘密基地
みずき
「年度始めに景気付けの抜き打ちテストだって。性格悪くない?」
しずく
「急にだったよね……困ったものだった」
いろは
「そうか。中学2年生ともなると、そういうのあるのか」
るこ
「大変だねぇ」
みずき
「人ごとじゃないぞ。君たちも入学してすぐテストあるんだからね
し、しずく。成績どうだった?」
しずく
「……ひ、低いかも」
みずき
「あ、やっぱり!?だよね、僕も60点だったもん!」///
しずく
「え……ぼ、僕、87点」
みずき
「謀ったな貴様ァァ────!!!!」///
恥ずか死
いろは
「なんだ、しずくはちゃんと勉強してるのだな。定期テストの順位は?」
しずく
「この前のは、200人中……10番くらいだったかな?
みずきは……えっと、中の中かも」
みずき
「僕を引き合いに出してはならない」
傷心
いろは
「はっ、情けないな、みずき。中学ごときの学問なんて大したことないというのに」
みずき
「そりゃあだって、いろはだもん」
しずく
「大学のレベルだってスイスイだからね……」
いろは
「そこが浅ましい。スイスイ理解できたからなんだ、そんなのなんの意味もない
それをどう活かすかだよ、君たち。活用できないなら、それは学んだとは言わないのだよ」
みずき
「難しい税をいただきます。10円をお納めください」
いろは
「低能」
みずき
「なんでそんなこと言うの!」///
ぷこー
いろは
「はぁ。愚兄をもって大変だな、るこも」
るこ
「違う違う。これだからお兄ちゃんはたまらないんだよなぁ」
みずき
「褒められてる気がしない……!」
いろは
「君たち、我々を敬いたまえよ?
るこも優秀だぞ。小学生用のものとはいえ、全国模試で1位を取ったこともある。知識の使い方は褒められたものじゃないが、確かに知識を活かすポテンシャルがある」
るこ
「せやぁ。我が叡智はお兄ちゃんのために」
いろは
「そしてこの私!二方いろはを心底より陶酔したまえ!
齢12にして既にいくつかの博士号を取得、多数の研究所からスカウトを受けている。趣味のポーカーでは世界大会で優勝の経験もある。津田沼の丸善にある本はもう粗方読破済みだ」
みずき
「でも、そうやってイキるあたりは13歳っぽい」
うふふ
いろは
「死にたいのかい?」
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