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勉強会
体育祭での出来事から恋人のふりをすることになった俺と翔は学校でも家でもイチャイチャしまくり、あんなことやこんなことまでしてしまう仲にまでに。
ラブラブっぷりを隠すことができなくなりクラス公認の関係になった俺らを見て光も呆れてしまう始末。
そして俺たちは思いを確認し合い、晴れて本当の恋人同士になりましたとさ。
めでたし。めでたし。
なんてことはなく……
「なんか、なにも変わらないね。」
「そりゃあ、ふりだしな。隠してた設定なのに今更見せつけるようなことした方が変に思われる。」
「確かに。よくあるカップルの登下校一緒とか放課後に会うとかは普段からやってるしね。」
放課後。俺は勉強を見てもらうために翔の部屋に来てきた。
俺らの学校では体育祭が終わるとすぐに試験がある。俺は数学が本当に苦手でいつもテスト前になるとこうして教えてもらっているのだ。
ちなみに翔は頭が非常に良く、数学はもちろん他の教科も90点以下をとったことがないそうだ。その脳みそを少し分けて欲しい。
「んで、あれから光のやつどうだ?」
「あぁ……それが……」
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