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#1その男
―――?―――
数人の男が椅子に座りいがみ合っている。
重い空気の中で1人の男が言った。
「いま、アメリカのライカーズ島の刑務所にいるあの男についてだが殺すべきか殺さずに軍力にすべきかに着いてだが殺す派は何人いる?」
男がそう聞くとその場の男を含めた十人のうち8人が手を上げた。
「じゃあ殺すということで…」
男が言うと体に布のような物を巻いた男が言った。
「だが殺すにしてもどう殺すンだ?あいつは鉄の溶ける温度で焼いても、ギロチンで首を切ってもしなねぇんだぜ?んなもん殺せねぇだろ」
「その通りだ。だから我らは業界で3番目の殺し屋を呼んだ。今さっきの多数決で決まった通り殺せと殺し屋に言ってある。」
男はそう言うとどこかの刑務所の防犯カメラと繋いであるノートパソコンを出した。
そこには片方の腕が驚異的に大きくどこか微笑んでいるような大男が映っていた。
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