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#11山
俺達は2人は今群馬の山奥に来ている。
ミーシャさんも「あそこはやべえと言っていたし」
ビオーラさんでさえも「頑張って!」としか言わない程だった。
俺達は地図に記されたとおりに歩いて言った。
「おいおい!ほんとにこんな山奥にいんのかよ人間が」
拓也が言うと俺もだよなーと言った。
「だいたいなんでこんなとこ来なきゃなんだよ〜」
拓也は大の虫嫌いだ。虫嫌いでは世界一と周りに言いふらすくらいに。
「まぁしょうがねぇよ。あの後団長が言ってた任務とやらに行ってたら実際死んでたし」
「まぁなぁー。でも山だけはやなんだ!海ならいいんだ!まじで」
拓也はそう言うと石を思い切り蹴った。
するとその石がクマに当たったようでクマが吠えながらこちらに向かってきた。俺達は震えながら
「これやべぇよな?」
「うん逃げよう。」
「でもテレビでクマに背中は、向けちゃダメだって言ってた。」
そんなことを話してるうちにクマはすぐそこまで迫っていた。もうダメかと思っていたその時 ジャキンという音がし、目を開けるとクマが真っ二つに切れてた。するとクマを切ったらしきじーさんが
「おめぇらが拓也と純弥か?噂には聞いてたがヘタレな奴らだな!お前ら今日は飯無しだ!」
「え?」
普通はありがとうございますと言うべきだがその時はなぜかその言葉が出なかった。
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