#3にちじょう

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俺は下駄箱に靴を入れた。 時間が中々やばかったので教室に急いだ。 中に入ると友達の拓也(たくや)慎二(しんじ)慶太(けいた)が近寄ってきた。 「よう慎二!昨日のイッテD見た?」 拓也が話しかけてきたので見た見たと返すと慎二が 「そんなことよりお前ら知ってるぅ?」 慎二がかおを変にして言った。慶太がなんだよっ?と聞いた。 「最近ふたつの国の金持ちが殺されたって話あんじゃん?」 「あれって実は片腕の化け物が殺してるって知ってた?」 慎二がドヤ顔で言うと拓也が 「んなわけないじゃん!また都市伝説の番組みたんだろw」 と言った。俺と慶太もうんうんと言うと拓也が 「そんなこと言ってると選別されちゃうぞ~」 とどこかで聞いた事あるようなセリフを吐いた。 ちょうどチャイムがなったので俺らは席に着いた。 今更だが俺らは今中学一年生で俺ら4人は小学生の頃からの仲だ。 そしてこの頃はまだ気づいてなかった。日常が少しずつ崩壊していくことに。
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