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その日の夜夕食を取っている時事件は起きた。
父が外にタバコを吸いにいって1時間半立つ俺はどうしたのかと思い窓を開けて見てみると玄関前に血だらけの父が倒れていた。
「父さん!!」
俺は思わず叫んでしまった。すると特殊部隊のような姿の男達が俺を見つけて銃を1発打ってきた。玉が頬にかすって血が出た。痛い。と咄嗟に逃げなければと思い体を走らせた部屋を出るとリュックを持った母がいた。
「純弥。このリュックを持って逃げなさい。」
俺は正直パニクっていた。特殊部隊が窓を突き破ってきているのが2階にまで響いた。頭が真っ白になった。すると母が小さな声で声を震わせて言った。
「逃げなさい!純弥!」
俺はその言葉を聞き窓から飛び降りてとにかく走って逃げた。
どこまで逃げたか分からないが気づくと拓也のお父さんとあった。
「純也くん!?こんな時間にどうしたんだい!?」
拓也のお父さんにとりあえず家に入れて貰えることになった。
「今、親御さんに電話するね。」
と拓也のお父さんが言ったので
「やめてください!かけないで」
と俺は必死に言った。拓也のお父さんは只事じゃないと察したようで電話をかけるのをやめてくれた。俺の声がうるさかったのか眠そうな拓也が降りてきた。拓也はおれを見るとびっくりして目を丸くした。
「お前!なんでいるんだよ!こんな時間に!」
俺は拓也と拓也のお父さんに事情を話した。
「じゃあ純弥のお父さんとお母さんは…」
拓也は震えて言うと
「拓也もう寝なさい。純弥くんも」
「え、でも追ってが来るかもしれないし」
「大丈夫だ。大人に任せなさい。」
と言うと拓也のお父さんはまかせろと言わんばかりの笑顔を見せた。
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