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朝
〜♪
AM6:00…
スマホのアラームで目覚める。
俺は7:30に家を出るためこのくらいで起きる。
ぼさぼさの茶髪を適当に直し、簡単な朝ごはんを作り向かったのは彼方の部屋。彼方は目覚めが悪い。そして可愛い。
コンコンッ
ノックをして部屋を開ける。彼方の部屋は彼方の匂いがしてもう彼方(?)お兄ちゃんある意味死んじゃう。
「んぁ…?兄ちゃんおはょぉ…」
ノック音で彼方が起きる。
かかかかか可愛すぎるぞぉおあああ
寝癖びょんびょん、服もほんのりはだけている。は?襲うぞコラ
「おはよう彼方。朝だから起きてきて」
「んぅ」
欠伸をしてのそのそとベッドから出てくる。
無理。まぢ無理(女子高生風)エロ過ぎだろ我が弟よ…
いや、いくら弟でも未成年。未成年には手が出せない。だから彼方が20歳になったら本格的に手を出してやるグヘヘ
そんな変態的思考を朝から働かせながら彼方とリビングへ向かう。
いつも通り朝ごはんを2人で食べる。食事は昼飯以外2人で食べるよう心がけている。
まだ目が覚めてない彼方は目を細めながらトーストを口にする。もぐもぐする速度も遅い。
…可愛い。
可愛い彼方をまじまじと見ていると、彼方が視線に気がついたのか
「なに見てんの」
「いや、可愛い弟を目に焼きつけておこうと思って。」
そんな微笑ましい会話をする。
ものの数十分で朝食と後片付けを済ませ、会社に行くためスーツを着る。そしてネクタイにネクタイピンを付ける。このネクタイピンは、彼方が誕生日にプレゼントしてくれたもので、もう国宝級に大事にしている。
スーツに着替え終わり、時計を見る。
7:26…そろそろ出るかな。鞄を持って玄関に向かう。
「彼方〜兄ちゃん仕事行ってくるな?」
と洗面所にいる彼方に届くような声量で言うと、パタパタと音を立てて彼方が玄関へ来る。
「行ってらっしゃい」
そう彼方が言う。顔を洗っていたのか、髪がほんのり濡れていた。彼方は可愛いが、時々色っぽい。しかも俺より背が高いため、大人びて見える。
「行ってきます」
と満面の笑みを彼方に向け、俺は家を後にした。
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