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「まだ恐くなるんかい。もう漫才ちがうやん」
「だんだん壺が大きくなり始めたんや。ある日、夜中に視線を感じて起きたんや。はじめは、泥棒かと思った。電気をつけたら、壺がぼくを見てるんや」
「壺に目があったんかいなー」
「壺に目はない。でも視線を感じるんや」
「こわー」
「ある夜、右足に激痛が走って、起きたら壺がぼくの足を膝までのみ込もうとしてたんや」
「それ、やばいやん。ほんまにツボに、はまってるやん、警察に届けたらどうや」
「警察がこんな話を信じるか」
「そら、信じへん」
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