42

1/8
前へ
/1195ページ
次へ

42

******** 「ただいま」 「あっ、高島!」 「遅いよ!」 「あ、ごめん... 」と、よう分からずも謝っておる 高島に、真田と涼二が 「さっきさ、変な人が 二人来て、蜜 取られそうになったんだぜ!」 「伊藤に化けて! しかも、それがさぁ... 」と 説明しており。 話を聞き終えた 高島は、伊藤の姿について 「マジか... 」と 眉をしかめ 「でも、小坂と猫をコテージに送った時は、ジャージで寝てたぜ。中学のやつだと思う」との事。 容易に想像がつき、安堵 致しました。 「じゃあ この蜜は、四郎が持ってるのが 一番安全なのか?」 「まぁ、そうなるかな?」 「小坂や伊藤は いいのかな?」... と、話し合うておりますが 「でも、蜜自体は必要無いよね。もう誰にも」と 口を挟んでみました。 「そうなんだよな... 」と頷いた 高島に、涼二が 「小坂と飲むんじゃなかった?」と問うておりますが 「あれは心の声だって。“ナツメが 涼二と飲むくらいなら”... っていう」と 真田が答え 「うるせ... ナツメ言うな」と、照れ笑う高島に 肩を叩かれており。 兎も角 蜜の事は、目覚めましたら 伊藤や小坂と相談して どうするかを決めよう という事となりました。
/1195ページ

最初のコメントを投稿しよう!

380人が本棚に入れています
本棚に追加