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「葉月ちゃんは?」と 高島に問われたのですが、“入浴後に学習” という事でして。 少々 御父上の影を感じましたが、私達もテントへ入り、盗人 二人も囚えられましたので、ビデオ通話は終了の運びとなり。 また、画面越しではありますが、葉月は 伊藤や小坂と互いに顔を見合わせて話した事により、信用 出来る方々である... と安心 致した様です。 「おまえ、ナツメと何 話してきたの?」 真田が問うたのですが、高島は “ナツメ” には触れず 「うーん... まぁ、いつ頃から意識し出した とか、そういうやつと、学校では まだ、普段通りにしてようか とか」と 答えております。 「あぁ、いきなり川谷が猛プッシュしてきたじゃん? “もうすぐ引っ越すから” ってことらしいけど、せめて 引っ越してからの方がいいかもね。 もし、オオヤケにするんなら」 涼二が申し、真田も 「早川たちも めんどくさいこと言いそうだしな。 でも、おれらとか 伊藤は、高島と小坂が付き合い出したの知ってるんだし、小坂も大丈夫じゃないの?」と添え、自らの言葉に納得したが如く、満足げに うんうんと頷いておりますが、高島は 「早川か... 」と 呟くのみで何も続けず、少々 妙な間が空き。
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