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「ほとんど朝に寝た割りには、早起きしたよね」と、涼二が伸びをしております。 欠伸をした後、真田が 「伊藤たちも起きたかな?」と 申しておるのですが、高島は スマホの電源を入れる気にならぬ様でしたので、コテージのドアを叩きに行ってもらいました。 すると、戻った高島が 「今、パン焼いてくれてるらしいから、“テーブルの準備をしといてほしい” って」と 申したのですが 「なんか昨日から、おにぎりとかコーヒーとか、お菓子まで、お世話になりっぱなしだよね」 「コテージ代は、フランキーさんが サービスしてくれてるし、他にレンタルしたものは おれらが持とうか?」と 話し合い。 それでも足りぬであろう と思われましたので 「今度、飯 おごるって事で」と 相成りました。 「トムさんたち、居ないね」 「海に行ったんじゃないの? 釣りに」などと 話しておる間に、コテージのドアが開き 「出来たから運んで」と、トーストだけでなく、目玉焼きとウインナーの皿も饗されたのです。
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