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「美味そう!」
「キャンプって感じするよね」
テーブルへ運び出しますと、礼を申し上げ、皆で頂いたのですが、秋の森の爽やかさの中で食した トーストや目玉焼きは 格別であり。
テーブルの横に敷いた 小さなレジャーシートの上で、白猫とサビ猫も、皿に盛られたドライフードと 水を食んでおります。その姿も 可愛らしい事で。
食後に再び、紙コップ入りのカフェオレを頂きながら
「水月花の蜜なんだけど... 」という 相談に入りました。
「実は昨日、変な人 二人が、テントに盗みに来て... 」と話しますと、伊藤が
「あ、あんた達、なんか騒いでたよね?
眠たかったから、“いいか” と思って寝たんだけど、もしかして その時?」と 問うており。
「そう。男 二人。外国人だった」
伊藤に化けておった事は伏せ、涼二が
「おれらが 蜜を取るのを、どこかで見てたのかな って思って」と 申しますと
「えっ... ?
でも、誰も居なかったよね? 誰も見なかったし」
「森に潜んでた とかなの?」... と、怖がらせてしもうた様で...
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