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私共が 地中世界に於いて、身体を浮かせたまま目覚めた際、地に足を着けるには、銀色グレイこと ルアハさんに
“イメージ スル事” との助言を頂いたのですが、それでも 足裏は地面に触れず。
“天に地面などあろうはずがない” という 地上の者のイメージであるので、そのイメージは不完全であったのでしょう。
地中の方々には、“上下共 地面である” という確固たる事実に基づいたイメージが御座います。
元より 地中世界で発生された方々ですので、それも然り。
地中世界に於いて異物であった私共には、“天” という固定されたイメージがあり、上下の地の力の均衡が保たれなかったのでしょう。
上下の地面、どちらにあろうと、“こちらが地面である” と イメージ出来ぬ... いえ、“しっかりと決めてしまえぬ” が為、上の地面から押し付けられる力や 下の地面から引き付けられる力の作用も不完全であり、下から上へと押し付ける力や、上から引き付ける力の作用も 強く受け取ってしまい、足を地に着ける事は成せずであったのです。
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