似てるけどルーツは違うぽい…東南アジア諸国

1/1
前へ
/30ページ
次へ

似てるけどルーツは違うぽい…東南アジア諸国

 昔の映画で「勝利への脱出」という戦争&サッカー映画がありまして。 主演はシルベスター・スタローン。舞台は第2次大戦で、ナチスドイツと捕虜になった連合国軍との間でサッカーの試合が行われるお話です。 ナチス主導の不当なジャッジの中、ゲスト出演?していた”サッカーの神様”ペレが見事なオーバーヘッドシュートでゴールを決めて、連合国軍の優勝に寄与します。 ペレ、恰好良かったですねえ。カンフー映画を観ているような興奮を覚えました。  そんなトリッキーな脚技だけで競う球技があります。 「セパタクロー」。 調べてみると”セパ”とはマレーシア語で「蹴る」、”タクロー”とはタイ語で「籐で出来たボール」の意味だそうです。造語なのね。 東南アジアの国々で9世紀ごろから遊ばれてきた球技だそうで、思いのほかその歴史は長いですね。 使うボールは現在では、プラスチック製に置き換えられていますわ。 下の画像です。直径15CMくらいの軽いボールです。 インドの雑貨などを主に扱うアジアン雑貨屋さん(愛知県)で購入したため、インドのスポーツかと思ってましたが、僕の勘違いでした。    日本には日本で古来から「蹴鞠」(けまり)という宮廷行事があります。こちらは西暦600年代に中国から伝わったそうで、セパタクローとはどうやらルーツが違うようです。 平安時代の貴族間で遊ばれていた記録が書物に記されてます。 そう言えば、NHKの夜ドラマ「いいね!光源氏くん」で千葉雄大演じる 光源氏が、優雅に蹴鞠をして遊ぶシーンがありました。 ちなみに「蹴鞠」で使うボールは鹿の革を縫って作られているそうです。 遊び方もなんだかノホホ~ンとしていて、セパタクローのような(まるでカンフー映画のような)激しさはありませんね。 f767ee9f-0273-472a-ab47-f7a1ba1df4bf
/30ページ

最初のコメントを投稿しよう!

33人が本棚に入れています
本棚に追加