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似てるけどルーツは違うぽい…東南アジア諸国
昔の映画で「勝利への脱出」という戦争&サッカー映画がありまして。
主演はシルベスター・スタローン。舞台は第2次大戦で、ナチスドイツと捕虜になった連合国軍との間でサッカーの試合が行われるお話です。
ナチス主導の不当なジャッジの中、ゲスト出演?していた”サッカーの神様”ペレが見事なオーバーヘッドシュートでゴールを決めて、連合国軍の優勝に寄与します。
ペレ、恰好良かったですねえ。カンフー映画を観ているような興奮を覚えました。
そんなトリッキーな脚技だけで競う球技があります。
「セパタクロー」。
調べてみると”セパ”とはマレーシア語で「蹴る」、”タクロー”とはタイ語で「籐で出来たボール」の意味だそうです。造語なのね。
東南アジアの国々で9世紀ごろから遊ばれてきた球技だそうで、思いのほかその歴史は長いですね。
使うボールは現在では、プラスチック製に置き換えられていますわ。
下の画像です。直径15CMくらいの軽いボールです。
インドの雑貨などを主に扱うアジアン雑貨屋さん(愛知県)で購入したため、インドのスポーツかと思ってましたが、僕の勘違いでした。
日本には日本で古来から「蹴鞠」(けまり)という宮廷行事があります。こちらは西暦600年代に中国から伝わったそうで、セパタクローとはどうやらルーツが違うようです。
平安時代の貴族間で遊ばれていた記録が書物に記されてます。
そう言えば、NHKの夜ドラマ「いいね!光源氏くん」で千葉雄大演じる
光源氏が、優雅に蹴鞠をして遊ぶシーンがありました。
ちなみに「蹴鞠」で使うボールは鹿の革を縫って作られているそうです。
遊び方もなんだかノホホ~ンとしていて、セパタクローのような(まるでカンフー映画のような)激しさはありませんね。
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