33人が本棚に入れています
本棚に追加
掌に拡がる世界観・・・中国
幼い頃よりミニチュアに魅かれます。
3歳くらいの頃、おもちゃ屋さんでねだって親父に買ってもらったのが
「魚屋さんのままごとセット」。鯛やカレイの形をしたプラスチックの魚に混じって、”マグロの刺身”がセットになってて。ご丁寧にもその隅には紙を千切りにした”ツマ”まで載ってました。
こいつが気に入っちゃったんですよ。
それから時が過ぎて、小学生の頃。友達の家に遊びに行ったら、その妹の「リカちゃん人形のレストラン」が置いてありまして。
”オムライス”とか”鶏のもも肉”が載った4センチくらいの皿が、やけにリアルで目が離せませんでした。
ドールハウスでいうところの「ミニチュアフード」ですな。
大人になって、僕がおもちゃ業界に入った年に大ヒットしたのが、
エポック社の「シルバニアファミリー」。
言わずと知れた、ドールハウスの動物版です。
初期の頃は、それに使う小物類は正式なドールハウス用の小物を
そのまま流用していました。(メイドイン台湾で、一個一個別売りになっていました。種類も豊富でした。)
そのリアルさがウケたのか、大人向けのホビーとして購入するお客もいましたねえ。
中国に行って免税店でいきなり目を奪われたのが、この画像の品です。
おもちゃではなく、あくまでも民芸品ですが、あえて紹介させて下さいな。材質は「コルク」だそうです。ワインの栓に使われる木ですな。
柔らかくて加工しやすいそうです。
で、精巧な職人技術でミニチュア風景を作り上げるわけです。
「盆景」といいます。
伝統工芸品として現在でも出回っていますね。
ドイツを中心とする、本格的なドールハウスについては、改めて
ページを割くことにします。
最初のコメントを投稿しよう!