決着

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 会場に着くと、一気に空腹感が押し寄せてきた。  酒が回った同僚達に囲まれるが、押しのけて一美は飢えを満たすため、冷めたポテトや唐揚げを口にする。  楽しみにしていた世界三大珍味は泥棒に入られた家のように、綺麗に何も残っていなかった。  少し遅めの夜ご飯を食べつつ、一美は知らない白田の一面が見れて嬉しい気持ちに包まれ、幸福をかみ締める。  そして、休みが明ける。  今日も一日頑張ろうと一美は出社した。  すると、すぐに営業部から呼び出しを受け、そこで白田が退職したことを聞かされた。
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