ほんとは甘くない異世界転生

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俺は……なんか死んだ。 死んでから、なんかまた目覚めたら、見知らぬ場所にいた。 目の前には……見知らぬマッチョ男。 誰だよお前。 「お前は死んだ。本来ならそれで終わりだが、異世界へ転生してそれを救う気があるのなら、チャンスをやろう」 え、異世界転生?マジで!? 「もし異世界転生するなら、なにかもらえるんですか!?」 「……ほう、異世界転生する気はあるようだな。ではなにがほしい?」 「くれんの!?じゃあそうだなぁ……チート級の強さとか、どう!?」 「ふむ……なるほど、よかろう!」 やった! 「では、この剣を取れ」 マッチョ男はどこから取り出したのか、一振りの剣を投げてよこした。 伝説の聖剣とかなにかか!?手にとってみると……お、結構重いな。 「では今からお前をチート級の強さになるまで鍛えてやろう!なに、お前はもう死んでいるから、これ以上死ぬことはない」 そう言うとマッチョ男はまたまたどこから出したのかわからない剣を握って俺に向かって打ち込んで来た! それからというもの、俺は死にそうになりながら……いや、もう死んでるから死ぬことはないんだけど……マッチョ男とずっと訓練を続けている。 マッチョ男は俺がチート級の強さを得られるまで、この特訓をやめるつもりはないらしい。 一体いつになるのやら……。
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