とある休日風景より

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 翌日、カリカリと戸を引っ掻く音に目が覚めた。見れば9時を回っている。遅い目覚めに体を伸ばすと、隣でもそりと身じろぐ人がいる。  安心しきった顔で眠るファウストを、最近は多く見るようになった。性格か職業病か、あまり熟睡しなかった人がランバートと一緒の時は深く眠るのだ。  そっと起き上がり、ローブを着直して水を飲んで外に出ると、朝食を求めるジョンが待ちきれない様子でクンクン言っている。  その頭を一撫でし、ランバートは確かな足取りでキッチンへと向かうのだった。 END
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