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「いやっ、結構だっ」
と立ち上がった翔太はおじさんを見つめていたが。
最後にせめてっ、と思ったのか、どんっと強くおじさんの胸を突いていた。
だが、その突きが強すぎて、おじさんは後ろ向きに倒れ、窓ガラスに突っ込みそうになる。
おっとっ、とおじさんを支えた本田だったが、勢いあまって、逆におじさんを前へと倒してしまった。
わあああああああっ、と翔太が悲鳴を上げる。
いきなり、おじさんにのし掛かられた翔太は、なすすべもなく転倒し、足を挟まれていた。
「痛いじゃないかっ!」
「いや~、無抵抗にやられていたおじさんの祟りですかね~?」
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