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「藍山さんにはちゃんと話をしていませんでしたね、これから先お手伝い頂くこともあると思いますのでこの際正式にお願いしておくことにします」 そういいながら立ち上がり 「一度お店は閉めます 鈴屋の方も看板下げてきてください」 、、、私は何か聞いてはいけないことを 言ってしまってんだろうか? お店を閉めてまでの話って なんか気が重い 開けてはいけないパンドラの箱とか 触れてはいけないお札とか そこなし沼に片足つっこんでしまった とか、 そんな怖いことしか考え付かず ノロノロと鈴屋のドアに鍵を閉め 看板を閉店にして カウンターに戻ってきた 私が座るのを待って店長は 口をひらいた 「ご存じかと思いますが 私は魔女です、正式には認可されていませんが今は最終試験待ちです」 、、、ご存知じゃないですよ 正式とか許可とか、、、 いや、まず聞こう 「ご近所の方には公表しているわけではないので知らない方も沢山います ですが、力を貸して欲しい方には必ずご縁が出来ますのでどのような経緯であれ 連絡が取れることと思います」 「ご依頼のあったときは わたしにできうる限りの事をしていますが、残念ながら力及ばないこともありました」 「もちろん正式な魔女ではないので 報酬は頂きません」 「先日の埜口さんの様にいきなり店を 空けることは希ですが 仕事によってはお店の方に居られない 時もありますので、その様なときは店は 両方見ていただきたく思います」 希望やら反省やら、、 店長の言葉は私の理解の範囲を 越えてる でも 先日の愛さんとのやりとりや 今日のフライパンの作業を思い出した 魔女。 「明日、また埜口さんの所へお届け物をしますので数時間お願いします」 「私は店番していればいいんですよね?」 なんか色々不安になってきたけど 私の仕事はお留守番 、、、、で、いいのかな? 「そうです、宜しくお願いします では、お店 また開けておいてください」 話は終わったらしく 店長は動き出した 私も鈴屋に戻ったんだけど すごく消化不良 店長は魔女を目指してて 魔女の仕事をしてて そもそも魔女っていたの? あーでも仕事しても報酬は貰わない ボランティア? 葉っぱ煮込んで何か作って 畑にまく? ナナナ、ナチュラル、いや ナチュラリストとかなんとかそんなの あった?? 自然と共に~みたいな? どわーふたいじのおくりもの、、、って ドワーフって奴を退治するのに 何かを贈る って事? うーむ、 まあ、いいか。 店長の趣味だ
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