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そこまで説明してくれて 「じゃあ幸ちゃんがちゃーんと 返せばいいんじゃない?」 と言うので うん、まあ、 そうそう、 意思表示で頷いた 「そんなことすると他の奴らも 騒ぎだすじゃない!すでにああなのに!」 店長が愛さんにくってかかってる 「他の奴ら?」 そおっと聞いてみたら 「向こうにたくさんいる奴ら 大騒ぎしてるじゃない」 なんだか、いつもの店長らしくなく 早口でまくし立てた 「沢山?」 騒がしい? 「神仏来たからわ ちゃわちゃしてるわよ」 、、、、えーーーー そんなにいるのっ? 鈴屋に耳を澄ましてみると なんだか、きゃっきゃしてる声がする 「うわっ、 本当だ、話し声が聞こえる、、、 あれ全部ののさまですか?」 店長に聞いたら 「全部神仏だったら やってられないわよ」 なんだか私に当たり強くありません? 「ののさまって観音様のことだよ? 他のはやおよろずの神様とか~妖怪?」 ふふふ、って愛さんは笑っているし 「はぁ、 神様と妖怪」 なんだかいちいちビックリするのに 疲れた 二人とも当然の事の様に話すし 「あー、やだやだ」 店長がやさぐれてる 「幸ちゃん、 すずちゃんこれは怒ってるんじゃ ないよ、妖怪嫌いなのよー ねー」 すごーく楽しそうに愛さんが教えてくれた 「嫌いじゃない、、、、 、、だいっきらいなの!!」 訂正はいりましたー。 成る程、納得。 だから店長のあの態度 そういう訳でしたか 愛さんのお陰で 何となく理由は分かった 「店長から許可が出れば 私本当に返してきますよ」 だって、約束しちゃったんでしょ? 持ってくだけでしょ? 店長は私をうらめしそうに 睨んでから 「勝手にどうぞ」  とチクチクと針の出ているような 返事をしてくれた
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