第貮話 転校生来ましたが、珠くんと零舞先輩以外が仕事してなくて、親衛隊の皆がかわいそうです!

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「!みんなー!生徒会の皆様が来たよー!」 親衛隊長としての役割を全うすべく、桜邏は今日も生徒会一行が来ると、許可をする合図をする。 少し前までは、誰彼構わずに媚びていたが、零舞と珠と此処で話すのは不味いの考えたのか、会長の帝にしか話さなくなった。 「すうっ・・・生徒会の皆様!おはようございます!!」 改めて挨拶をする為に空気を吸い込み、大きめの声で挨拶をする桜邏。 それに続き、いつもの様に一斉に全員が挨拶をする。 少し前ならば、生徒会全員は彼らの挨拶を無視し、軽蔑した声色で嫌がるような言葉を言っていたが、零舞と珠は、あの日から親衛隊の事を考え直し、挨拶を返していた。 「おはよぉー!今日もみんなぁ、元気だねぇ」 「おは・・・」 挨拶返したせいで他の生徒会役員から少し蔑視され、仕事量を増やされたが、桜邏が上手く調整して元と同じぐらいの量になっていた。 然しながら彼らが返したおかげで、他は朝の挨拶で言葉を発することは無かった。 「帝様ぁ!今日は転校生が来ますよね?桜邏、その子を案内してあげたいです!」 どんな奴が来るのか予想ができる桜邏だが、印象づけの為に案内したいと話しかける。 然し、帝は黙ったまま通り過ぎた。 ─fucking!!!!! 「あ、桜邏ちゃん。どうしたのぉ?」 「あ、なんでもありません。会計様。」 「そ・・・?」 「はい!」
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