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「えぇっとぉ、この子はぁ?あとぉ、座ってもいーい?」
「あ、いいですよ。隊長、この方は?」
「んー・・・」
「な、なあに?」
「偽チャラ男の演技をしている腐男子の阿月 西都くん。」
「そうですか。すみませんね、ウチのバカな隊長ご迷惑をかけてしまいまして。」
「え、それボクのこといってるの?」
「はい。」
自分のことを的確に紹介しつつ、サラリとバレたらヤバイ事を言ってる桜邏と、それに対して桜邏を何事も無いかのように貶す彩貴を目前に、西都は少し言葉を失った。
「・・・」
「大丈夫?」
「あ、うん。」
「取り敢えず、頼みましょうか。何にします?あ、隊長はカルボナーラですね、わかりました。」
「いや、まだ何も言ってないんだけど?まあ、それでいいけど。」
「いいんだぁ・・・じゃあ俺はぁ、ハンバーグ定食!」
「わかりました。」
ーピッピッピッ
タッチパネルで頼むと、完了の文字が出て三人はまた話そうとした。
然し、大量の人の声により話すことが出来なかった。
「「「きゃあー!!!!」」」
「「うおぉぉぉお!!!!」」
正規の扉へと目を向けると、四人の生徒が居た。
左から涼夜、マリ・・・王道、瑠衣、そして小柄な舞。
「今日も涼夜様はかっこいいなぁ!」
「瑠衣様もカッコイイよ!!」
「舞ちゃんかわいい!!抱きたい!」
「何あの毬藻」
「何で皆様と一緒にいるのよ!?」
「王道ktkr!!!!!」
予想出来たであろう人々の歓声と悲声が食堂に交わされていった。
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