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「あぁ、愛しの麻理!!やっと会えました!」
「あ、臣!!」
麻理は、立ち上がると臣に抱きついた。
「「「「キャァァァァアア!!!」」」」
一気に悲鳴が聞こえた。
そんな声にも構わず、麻理は親しげに臣と話し始めた。
「何よあの毬藻!」
「臣様が穢れる!!!」
「身の程知らずが何勝手に話してるのよ!!」
「ボクの臣様が!!!!」
最後の発言は除くとして、悲鳴を上げえている生徒は麻理への批判を口々にいった。
そんな声の中、双子がどっちでしょうゲームをし始めた。
双子は、回っては止まり当てるとまた回る事を繰り返しようやくしっかりと止まると双子は顔を合わせ、何かを言ったようだった。
態と不安そうな顔をする桜邏に、撮っていた西都は手記で己の心情を示した。
〈周りが煩いんじゃぁあ(´;ω;`)静かに撮らせてクレメンス( ;꒳; )〉
それを見た桜邏は、左胸にあるシャツの胸ポケットからシャーペンを取り出し、その差し出されたメモ紙に返事を書いた。
〈はげどwww(゚^Д^゚)〉
双子が退くと、会長が話し始めた。
それに対し、彼の親衛隊であろうチワワは更なる悲鳴を上げた。
「「「「キャァァァァァァァァァァァァァァァ!!!!!!!」」」」
「うるせー💢」
「あれ、もう喋んの?」
「この状況じゃ、喋っても喋らんくても変わらん事に気が付いた。」
「あ、やっと?」
「気づいてたのかよ」
西都が「うるせー💢」と言ってた時の表情はまさに、(#´ ꒳ ` )◀こんな感じだったらしい(桜邏談)
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