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「し、し、し下着はいいですっ。自分で脱ぎますからっ」
流石に下着を目の前で脱がされるのは抵抗がある。渉太だけではない、律仁さんも同じ状態であると分かっていても、明らかに自分のモノの先端からは迸りが下着に滲み出ている。率直に言って恥ずかしいし、なんだか自分だけ情けない気持ちになる。
「ダメ、俺にやらせて」
渉太が抵抗したところで、律仁さんは頑なに下着のゴム口から手を離してくれない。
「恥ずかしいので」と言い訳をしたところで余計に彼の悪戯心に火をつけてしまったのか、勢いよく摺り下ろされてしまった。
その反動で下着の中で押し上げていたものが露わになり、バネのように上下に揺れ出す。
律仁さんの下着から形づいているものとは
あまりの小ぶりな上に、羞恥心で泣きたくなるこの状況に、渉太は自分のモノを隠すように背を向けて顔を両手で覆った。
「渉太、顔みせてよ」
背後から抱きすくめられて、背中に律仁さんの質感のあるモノが当たる感触がした。
下着越しではない、熱を持ったモノが渉太の仙骨辺りに当たる。顔だけ振り向かせてみると深いキスをされて「風邪引かないように中入ろうか?」と肩を抱かれながら促された。
浴室へ入るなり、絡みつくようなキスをした。向かい合って軽く啄むようなキスを何度かした後、律仁さんがシャワーのコックを回してお湯を出してくれたおかげで室内が温まってくる。唇を重ねているうちに、身体を見られる恥ずかしさよりも律仁さんを求める欲の方が増幅して、夢中で背中に腕を回していた。
額、頬、耳裏、首筋とキスの雨を落とされながら、律仁さんにボディソープをつけた手で体を撫でられる。体中を滑る律仁さんの手が擽ったいけど、撫でられている感触が気持ちいい。脇腹に滑り込んできた手が、胸の突起に触れると声にならない甘い息が漏れた。
「あっ、……」
触れ合うだけの行為で何度も弄られていた突起は律仁さんが軽く触れるだけでも、敏感に反応してしまう。
「あっ、あっ……」
指の腹で撫でられたかと思えば、強く抓まれ、その刺激で下肢のあたりが疼いてくる。
「んっ……んっ、あ、あ、··········律仁さんっ」
「渉太、かわいい」
右首筋に顔を埋められ、耳元で囁いてくる律仁さんの低くて色っぽい声に耳までも犯された気分になる。耳たぶを噛まれ、ペチャペチャと耳輪を舐めてくる音と突起の刺激で渉太のソレの先端は赤く血色付き、ジンジンと痛みを伴うほど完全な状態に反り勃っていた。
「律仁さん……やだっ、イっちゃうから……。俺も律仁さんに触りたいっ」
力の入らない両手で律仁さんの身体を押すと、漸く耳元の攻撃をやめてくれたことにホッとする。
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