縁側の予兆 4

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縁側の予兆 4

 姉さんはサラサラストレートのロングヘアーをいじりながら僕を見てる。  今度は何を企んでるんだろう。  とりあえず、僕は興味を示してみた。 「何するの?」 「疾風の誕生日パーティーよ!」 「それは、ありがとう。」  僕のお礼に、姉さんはニヤリと笑った。  顔は美少女の類のはずだけど、姉さんの表情はオジサンっぽい。言ったら殺されるから言えないけど。 「疾風には、誕生日当日じゃなくて悪いけど。その日の方が都合がいいって、プレゼントが言ってるの。」 「プレゼントが言ってる?」 「そう。プレゼントが。」 「は?」  僕が目をすがめると、姉さんは楽しそうにふんぞり返った。 「ヒトガタをあげるわ!友達になりなさい!」
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