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八田くんは、見た目によらずがっしりとした両腕で私を抱え上げると、お姫様抱っこでベッドルームに向かった。
ベッドに降ろされる前に、もう一度キス。そっと膝をついて…キスしながらゆっくりと私をベッドに下ろす。
彼の顔を下から見上げる。潤んだ瞳と少し紅潮した頬。細くて長くて、少し節張ってるエレガントな指が私の髪に触れ、頬に触れる。
見つめあう…優しい時間。また唇を重ね互いに味わうように、確かめるように…一つ一つを丁寧に、味わう。
彼の手がTシャツの裾から入って、胸にそっと触れると、自分の口から甘い吐息が出るのがわかった。
好き…。大好き…。
八田くんの手が優しく、激しく、時には焦らすように…胸の敏感な部分を避けて触れる。
「触って…?」
掠れる小さい声でお願いすると、八田くんはふっと微笑んで私の服を脱がし始めた。
いつも優しくて紳士な八田くん。まるで高級な果物を包んでいる薄紙をはがすように、繊細な手つきで私の服を丁寧に脱がし、畳んでくれる。
「来て…」
八田くんに抱きしめられる。優しく、強い彼のことが好きすぎて思わず耳をかじる。
八田くんが漏らす、ため息のような吐息がセクシーで背筋がゾクゾクとする。
もっと気持ち良くなってほしい、もっと気持ち良くなりたい。2人でいることが、私と一緒にいることが、最高の喜びになるように…。
高め合い、目を合わせ、クスクスと笑う。
「好きだよ」と囁き合うのは、言葉の持つ力を知っているから。
八田くんの目が愛おしそうに私を見つめる。その目に映る私も、八田くんが愛おしい。
髪を撫でる彼の手。指を手にとり、口に含む。
「やばいっしょ、このビジュアルは」
指を外して、彼の中心を口に含むように促される。促されるがままに含み、滴らせ、口内で昂らせる…。八田くんの指が、手が…彼の中心を含んでいる私の頰に愛おしそうに触れ、耳をくすぐり、髪を撫でる。
大切な部分を愛すること。
敏感な部分を愛すること。
信頼があるからこそできること…夢中になって、貪る。
「もう、いいよ?替わろ?」
口から外されたかと思うと、足の間に八田くんの頭が沈む。息を飲む…声、出せない。
食べられるような、味わわれるような。丁寧な咀嚼。強く吸われたかと思うと優しく舐められる…繊細な動き。
声、出せない…翻弄される。八田くんの腕が私の腰をがっつりと押さえ込んでいるから、逃げることができなくて、ただ彼の愛し方を受け入れるしかなくて。
何度となく感じる軽い絶頂。刺激にどんどん敏感に、開かれていく体。
八田くん…。もう、我慢できないよ…?
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